岡谷市へ山下清の絵2点寄贈 つるみね福祉会

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社会福祉法人つるみね福祉会から岡谷市に寄贈された、つつじが丘学園が所有していた山下清の作品の原画2点=写真上=と、同学園70周年記念事業で制作したA4サイズの複製画=写真下。市立美術考古館に収蔵され、原画を展示する際、併せて展示される

岡谷市川岸上の児童養護施設つつじが丘学園を運営する社会福祉法人つるみね福祉会は24日、同学園が所有する画家山下清(1922~71年)の絵2点を岡谷市に寄贈した。学園創立70周年記念事業の一環。林新一郎理事長と川瀬勝敏園長が市役所を訪れ、今井竜五市長に渡した。

山下は「放浪の画家」「裸の大将」で知られる画家。法人によると、絵は70年3月に山下が同学園の前身・塩嶺学園を訪れた際に制作した作品で、トンボやハチが描かれている。いずれもおそよ縦80センチ、横1メートル10センチ。記念事業で複製画を作り、原画を市に寄贈した。今後は市立岡谷美術考古館が収蔵する。

複製画の制作に当たっては塩嶺学園を訪れた山下を取材した当時の新聞記事などを調べる中で画材にマジックインクが使われたことが分かったため、デジタル技術を活用して原型に近い色を再現。原画と同サイズで作り、学園内に飾っているほか、A4サイズ版も制作した。

林理事長は「安全な所で保存し、多くの市民に見てもらえたら」と期待し寄贈。立ち会った同館の花岡克行館長から、鑑賞者が元の色をイメージできるようにA4サイズの複製画も併せて展示する案が出された。今井市長は「貴重な品を寄贈していただきありがたい。市民にも楽しんでもらえるように展示の場を作っていく。大切に有効に活用する」と話した。

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