不登校カウンセリングの記録 北澤さん冊子に

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長年にわたり不登校の児童生徒らのカウンセリングに取り組んできた北澤康吉さん

生きづらさや困難を抱える子どもや若者の支援に取り組む伊那市のNPO法人「子ども・若者サポートはみんぐ」は、長年にわたり不登校の児童生徒らのカウンセリングに取り組んできた北澤康吉さん・美裟子さん夫妻=駒ケ根市=のカウンセリングの記録や不登校への向き合い方をまとめた冊子「登校拒否を生きる」を発行した。希望者に販売している。

北澤さん夫妻は1989年に駒ケ根市東伊那に「のぞみ学園」を開設。不登校の児童生徒らと寝泊りしながらカウンセリングを行ってきたが、施設は2010年に火災で焼失した。

冊子は、かつて北澤さんが著書の出版に向けて準備を進めていた原稿のデータを書き起こしたもの。のぞみ学園の火災で失われたと思われていたが、パソコンの中にあったフロッピーディスクから見つかったという。

「登校拒否は文化」という文章から始まる。「文化は世間の常識、固定化した(大人の)常識・枠組みといったものから解き放たれ、自由になったところから創り出される」とし、多様な「文化」を認め合い、共に生きていける社会を求めている。

北澤さんは「20年以上前のものだが、少しも古さを感じない」と指摘。「今の学校にはものすごいストレスがある。登校拒否は生き物が命を守るための安全反応であり、もう一度立ち上がるための期間。登校拒否自体に意味がある」と話す。

冊子はA4判、132ページで1000円。A5判の「別冊」は400円。北澤さん夫妻のテキストを復刻し昨年発行した「実践的カウンセリングテキスト」も1000円で販売している。価格はいずれも税込み。問い合わせは同法人(電話0265・76・7627)へ。

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