環境と次世代考える 原村でトークセッション

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自然と共存する体験を提案する「モリウミアス」の取り組みについて紹介する油井さん

八ケ岳自然文化園(原村)を拠点に多様な文化の発信を目指す原村在住の有志らでつくる「八ケ岳の明日をつくる会」は26日、今季第1回の「ヤツガタケトークセッション×諏訪学2021」を同園で開いた。今回のテーマは「八ケ岳で自然環境と次世代を考える」。子どもたちが自分たちの未来のために立ち上がる姿を描く映画「マイクロプラスチックストーリー」を鑑賞後、自然体験施設「モリウミアス」(宮城県石巻市)代表の油井元太郎さん(46)から自然の循環を体感する教育の実践について聞いた。

映画は、米国ニューヨーク市の小学5年生たちがプラスチック汚染問題を学び、自分たちの学校のカフェテリアで行動を起こし、取り組みを市全体に広げていくドキュメンタリー。自然の中で分解されないマイクロプラスチック(プラスチック粒子)が海に流れ着き、魚の体内から検出されている問題を知り「リサイクルするだけでは不十分」「私たちが使わなければ企業も生産を減らす」と、「プラスチックゼロ昼食の日」を実現していく。

後半は油井さんが「自然災害と次世代」を切り口に、東日本大震災で津波の被害に遭った石巻市雄勝町で、廃校を改修して6年前に開設したモリウミアスの活動を紹介した。地域の人も巻き込みながら町の自然や営みを子どもたちが体験できる場を提案する取り組みを示し、「20年、30年先に問題を解決していく子どもたちのために、そのきっかけをつくっていきたい」と話した。

小学2年生の息子と参加した矢崎綾子さん=茅野市=は「(映画では)大人ができないことを子どもたちがやっていてすごいと思った。行動に移す大切さを感じた」と話した。

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