八剱神社御柱祭の木遣り唄 すわまちくらぶ

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独特の節回しの木遣り唄の披露もあった講話

独特の節回しの木遣り唄の披露もあった講話

諏訪市諏訪1のすわまちくらぶで9日夜、同市小和田地区の八剱神社御柱祭でうたわれる木遣り唄=市無形民俗文化財=についての講話があった。同神社の宮坂清宮司と木遣り継承者の宮坂正次さんが講師となり、同地区に伝わった経緯や歌詞などについて話した。

八剱の木遣り唄は、一之柱から三之柱までそれぞれ節回し、歌詞が異なる。歌詞が長いため、曳行時は部分的に、要所は全部うたう。四之柱には木遣り唄はなく、文化財指定の1998年に作ったが定着していないという。

宮坂宮司によると、江戸時代に生まれた木遣り唄は音頭と受けで成る。江戸の木場の材木を運ぶ職人の歌が気持ちをひとつにする労働歌。「当時小和田地区の北小路、田宿、新小路、湯小路は大工集団の町。江戸に修行に行き、または芸者衆のざれ歌を覚え歌詞を持ち帰ったのか。江戸の職人が諏訪に移り広めたのか」と伝来を探った。歌詞には諏訪縁起の甲賀三郎、西行法師の東下りなど同神社と関係無い部分もあり「最終的に古い形で残った」。継承について宮坂正次さんは「歴代の歌い手によって少しずつ節回しが違い、継承は大変」と話した。

すわまちくらぶでは来月まで、同木遣り唄、手長神社や足長神社の御柱祭に関する資料を紹介。同日は、会場に展示中の手長神社の用材伐採に使った斧や鉈など「木造り道具」についても、所有者の三村貴金属店の三村昌暉さんが説明した。

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