すずらん灯秋までにLED化 富士見駅前

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JR富士見駅前商店街のすずらん灯。52基が秋までにLED化される

富士見町のJR富士見駅周辺にある街路灯(通称・すずらん灯)52基が、秋までにLED化される。設置から35年が経過して老朽化する中、街路灯の維持か、防犯灯に替えるか議論されてきたが、商店主ら地元の有志と町商工会などが「町の玄関口の明るさを維持したい」と呼び掛け、ほぼ全ての所有者が街路灯の更新、LED化に同意した。町は補助金で支援し、地元・富士見区は更新後の電気料金を負担する。

町花スズランをかたどった街路灯は1980年代半ばに設置。店舗、住民が電気代や管理費を負担して駅周辺を照らしてきた。商店街のシンボルでもあるが、近年はかさの落下事故も発生。水銀灯の生産終了も踏まえ、安全面や管理面などから今後の対応を検討してきた。

まず29基の所有者がLED化に賛同し、町は今年度当初予算に補助金として500万円を計上した。地元有志らはさらに賛同者を増やす活動を続け、他23基も足並みをそろえることに同意。町議会6月定例会で320万円の追加計上が認められた。富士見区が「区民や子どもの安心・安全のためにも明るさが必要」と、電気代の負担を決めたことも推進力を生んだ。

事業ではすずらん型のかさを含む頭部を一新し、2灯式のLEDに切り替える。支柱は必要な補修や補強、塗装をしながら既設の物を活用。すずらん灯撤去費用として、店舗や住民は3万円ずつ負担する。10年間のリース契約で、終了後は無償譲渡される。盆過ぎから約1カ月間の工期で設置を進めていくという。

町商工会や商店主らは「防犯灯に傾きかけたこともあったが、町の玄関口の明るさを守ることに対する賛同が広がった。理解と協力、支援に感謝したい」とし、「商店街の活力にも結び付けたい」と決意を新たにする。

この事業とは別に、JR富士見駅舎周辺には茅野市の総合建設業「共進エネーブ」が太陽光で発電する10基の街路灯を寄贈し、5月から点灯を始めている。

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