諏訪地方の高卒求人数 コロナ禍前の水準へ

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諏訪実業高校の加藤校長(左から2人目)に求人票を手渡すハローワーク諏訪の小池所長(右から2人目)

来春の高校卒業予定者を対象にした求人情報解禁日の1日、諏訪公共職業安定所(ハローワーク諏訪)は求人情報を高校側に提出した。諏訪市の諏訪実業高校では市主催の求人情報提供式が行われ、小池哲生所長らが求人票をまとめた冊子などを加藤尚也校長に手渡した。同所によると、諏訪地方の求人数は6月15日現在で製造業を中心に458人となり、コロナ禍前の水準に戻りつつある。

同所によると、求人企業数は前年度比21社増の144社で、一昨年と比べても11社増えた。求人件数は前年度比29件増、求人数は同比27人増えた。就職を希望する高校生は5月15日現在で同比72人減の288人。就職希望の生徒に対し、約1.6倍の求人がある計算になる。業種別の求人では製造業が10人増の247人となった一方で、宿泊・飲食は4人減の13人、運輸は5人減の4人となり、業種による状況の違いがより鮮明になった。

同校の進路担当教諭によると、就職希望の同校3年生は現段階で70人近くおり、就職先は地元志向が強い。希望職種は約3割が製造業で最も多く、事務職、サービス業がいずれも2割ほどとなっている。

情報提供式で小池所長は「就職希望者全員が早期に就職内定するよう支援をしたい」と述べた。加藤校長は「10年、20年先を見据え、高校生の採用枠を用意してくれた地元企業の懐の深さに感謝する。きめ細やかな指導を行い、明るく前向きな人材を社会に送り出す」と語った。

同校では今月下旬にかけて生徒たちに企業研究や自己分析の機会を設け、8月ごろからは履歴書の書き方や面接の指導を行い、9月16日から始まる企業側の選考に備える。厚労省は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校の影響を考慮し、高卒者の就職活動の日程を1カ月後ろ倒ししたが、今年は例年通りの日程に戻した。

6日には諏訪商工会議所や諏訪地域労務対策協議会などが主催する合同就職説明会が同校で行われる。昨年よりも19社多い73社が参加する。

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