旧染め物工場を活用 ビオレホール12日開館

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開館に向けて準備を進める両角さん(左から2人目)と仲間たち

旧染め物工場を活用したコンサートホール、染め物の資料スペースと地域住民が集まれるフロアで構成する文化複合施設「ビオレホール/染物回想館」が12日、諏訪市赤羽根に開館する。同工場「紫屋染工場」を経営していた両角忠幸さん(68)=南箕輪村北殿=が友人の協力の下、改装に取り組んできた。人が集い、和やかにつながり合えるコミュニティーの場としたい考えだ。

かつて諏訪市元町、清水、赤羽根一帯に集積していた染物工場の歴史と染物の文化を後世に残そうと、計画した。構想は以前からあったが、昨年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛を受けて、工場内に残る財産を整理する時間的な余裕ができたことから、開設に向けた準備が一気に進んだ。建物は1876(明治9)年築で趣がある。両角さんは尺八奏者で演奏や後進の指導をしているほか、まち歩きグループにも参加しており、活動や趣味を通じて知り合った多くの仲間の力を借りながら改装した。

ホールは染工場名にあった「紫」を意味するフランス語を用いて「ビオレホール」とした。演奏会などでステージとして使える約13平方メートルのスペースと約32平方メートルの観客席がある。いすは40席ほど置ける。

回想館には染めの工程で使う型紙、染め上げた後の柄や色を雰囲気を見やすくまとめた見本帳、着物の巻き見本などを展示する予定。中央部にはかつて小学校で使われていた学習机といすを20席置いた。打ち合わせや交流会、各種集いなどで利用してもらえるよう発信していく。

開館後は当面、周知期間中として無料で貸し出す。12~17日はこけら落とし企画としてビオレホールで連日、津軽三味線や大正琴、フルートなどの演奏が行われる。時間は午後2~3時の間の20~30分ほど。利用や企画の問い合わせは両角さん(電話0266・52・0461)へ。

こけら落とし企画の演奏は次の通り。

▽12日=電子ピアノ▽13日=津軽三味線▽15日=大正琴▽16日=フルート▽17日=尺八・琴

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