新演出「平家物語」 語り芝居に打楽器

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平家物語を披露する金子あいさん(左)と「波紋音」を演奏する永田砂知子さん

平家物語を披露する金子あいさん(左)と「波紋音」を演奏する永田砂知子さん

諏訪市飯島の「音ギャラリー・風我」で11日、「平家物語」を、語り芝居と「波紋音」と呼ばれる珍しい打楽器の音色で楽しむ催しがあった。茅野市北山の古民家に4年前に移住し、蔵をギャラリーにしている東浦陽子さん(66)が「地元をはじめ諏訪地域のお世話になった人たちへの恩返しに」と企画。70人の定員を上回る90人が来場した。

出演は俳優の金子あいさん=東京都=と打楽器奏者の永田砂知子さん=同=。東浦さんは昨年11月、神奈川県鎌倉市の古民家で行われた2人の公演を見て感激。諏訪での開催を思いつきその日のうちに会って思いを伝え、古民家に住んでいることも話した。その後、松本市で行われた公演に訪れた2人は、東浦さん宅を訪問し交流が始まり、諏訪地方で初の公演が実現した。

波紋音は、彫刻家斉藤鉄平さんが水琴窟の音に感動して鉄で創作したオリジナル楽器(スリットドラム)。永田さんは、斉藤さんも認める波紋音の第一人者。金子さんは能も習い現代劇から古典まで幅広く活躍中で、新たな演出を模索する中、永田さんと出会い、個々の活動の傍ら5年ほど前からユニットを組んでいる。

この日は「祇園精舎」「敦盛最後」「那須与一」の3作品を披露。最初に金子さんがユーモアたっぷりの解説を行ったことで鑑賞の楽しみも増し、登場人物に成り切った迫真の演技を交えながらの語りと、物語の情景に合せてアレンジされた波紋音の音色が来場者を魅了した。

演奏後は、岡谷市在住の金子さんの友人らが手作りした菓子でのティータイムや、ざっくばらんのフリートークもあり、楽器の話題などでも盛り上がっていた

東浦さんは「予想以上の多くの人に楽しんでもらえて良かった」と喜んでいた。

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