流行期、長引く可能性も インフルエンザ対策

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県内のインフルエンザが3週連続で警報基準(1医療機関当たりの患者数が30人以上)を超えた。流行入りしてから、園児や児童生徒の間では集団感染も相次ぎ、学級、学年閉鎖に追い込まれる保育園や学校も少なくない。例年だと12~1月にかけて流行のピークを迎えるが、今季は暖冬の影響で流行期が遅くなっている分だけ、長引く可能性も出ている。

県が24日に取りまとめた15~21日(第7週)に、県内87カ所の定点医療機関から報告のあった患者数は計3604人だった。1機関あたり41・13人で、1月初旬に流行入りしてから初めて前週(43・35人)を下回ったものの、依然として国が定めた警報基準を大幅に超えている。

1機関あたりの患者数を県内11保健福祉事務所別でみると、8地区で警報基準を上回っている。諏訪と北信は4週連続、伊那を含む6地区が3週連続で警報レベルを超えた。流行のピークは過ぎたと思われるが、上田や飯田など3地区では患者数が増えている。引き続き警戒が必要だ。

感染者が急増した背景には、今年1月上旬まで続いた記録的な暖かさから一転して、1月下旬に南下してきた強い寒気が日本列島に居座り、厳しい冷え込みが続いたことも影響した。

検出されているウイルスは、7年前に新型インフルとして出現したA型のH1N1型と香港型、それにB型の3種類。一般的にA型が先行し、その後にB型の流行を迎える傾向があるという。だが、今冬は事情が違う。流行入りが1カ月以上も遅くなったことで、3種類のウイルスが同時進行で流行している。A型とB型それぞれに感染する可能性もある。

例年に比べ感染するリスクが高いことを認識したうえで、感染予防対策を徹底したい。沈静化するには、まだしばらくの日数を要する。帰宅後の手洗い、うがいは言うに及ばず、人が多く集まる場所に出掛ける際は、マスクの着用を心掛けることが大切だ。

症状が表れたら早めに医療機関を受診したい。無理して登校したり、出社すれば周りに迷惑をかけるばかりか、感染を拡大させてしまう。今季は受験シーズンと流行期が重なった。受験生は栄養と睡眠を十分に取るなどして体調管理には万全を期してほしい。

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