「こまタク」利用者減 コロナで乗り合い敬遠

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市のデマンド型乗合タクシー「こまタク」を運行する市地域公共交通協議会は、2020年度の運行実績をまとめた。年度末時点の利用登録者数は前年度比89人増の1676人。登録数は順調に推移しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、月平均の総利用者数は前年を96人下回る428人にとどまった。

「こまタク」は市内巡回バスの廃止に伴い13年度に導入した。自宅から目的地近くの停留所まで乗り合いで送迎する仕組みで、運行は市内のタクシー会社2社に業務委託。平日毎日運行している。

運行実績によると、「こまタク」の利用登録者数は昨年度初めて1600人台に到達。このうち実際にこまタクを利用した純利用実績は前年度比34人減の244人(男性55、女性189)だった。利用者の8割は女性で、70歳以上の利用者が全体の9割近くを占めている。

月平均の総利用者数は「こまタク」の導入以来、緩やかな増加傾向にあったが、19年度から減少に転じている。近年2人台を維持してきた1便当たりの平均乗車数も、20年度は前年度を0・5人下回る1・7人にとどまった。

事務局の市企画振興課は「新型コロナウイルスの影響で乗り合いが敬遠され、利用人数が落ち込んだ」と分析。感染症の収束が見えない中、厳しい状況が続いているが、利用促進を図るためにも「利用方法や利便性を体験してもらう催しが必要」としている。

同市では今年度、新たな地域公共交通計画(21~25年度)がスタート。「こまタク」の利便性向上に向けた取り組みなどを盛り込んでいる。同協議会長を務める伊藤祐三市長は「計画が絵に描いた餅にならないように確実に実行し、成果を上げたい」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP