ご当地演歌復活を 「飯島旅情」「飯島の夜」

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譜面に起こしてピアノ伴奏でよみがえった「飯島旅情」「飯島の夜」を歌う小林元彦さん(前列左)ら有志=8日、Cafe飯島岬・音楽の会

飯島町の住民有志が、昭和40年代に町内で販売されたカセットテープに収録された演歌「飯島旅情」と「飯島の夜」を復活させ、普及しようと取り組みを始めた。「湯の花太郎」と名乗る人物が作詞作曲したことが分かっているだけで、40年以上もの間脚光を浴びることはなかったが、譜面に起こしてCDへの再録なども準備。昭和から令和へと時を越えた”ご当地ソング”として親しまれるよう、意気込んでいる。

きっかけになったのは、同町日曽利の小林元彦さん宅に眠っていた1本のカセットテープ。町を流れる与田切川の近くにあった食堂で売られていたもので、演歌や歌謡曲が好きな小林さんは「飯島」という名前が入っていることから購入した。

長年コレクションの中に埋もれていたが、数年前偶然テープを目にして聞くようになるとメロディーの良さにも心ひかれて、歌詞を活字に起こした。

町郷土研究会の仲間でもある桃澤匡行さん=本郷=や宮下洋祐さん=七久保=に相談して、この楽曲についての調査も開始。事情に詳しそうな人たちに聞くなど手当たり次第調べたが、曲の存在を知る人は皆無で、「湯の花太郎」についての手掛かりもまったく得られなかった。

3人は曲を広めることで情報も得たいと一念発起し、同町中心市街地にある交流スペース「Cafe飯島岬・音楽の会」の小林政斯さん、邦子さん夫妻も協力。音楽講師も務めてきた邦子さんが曲を聞いて譜面に起こした。今後は邦子さんのピアノでカラオケとして再録し、町の活性の一助になるようイベントなどでの活用も探っていく。

「飯島旅情は歌いやすく、山の町に暮らす人たちの優しさが描かれている一節もあるなど、現代に通じる町の良さが目に浮かぶ。多くの人に親しんでもらいたい」と5人。情報提供を引き続き求めている。問い合わせは桃澤さん(電話0265・86・2707)へ。

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