旧染め物工場がホールに こけら落とし演奏会

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ビオレホールで開館のあいさつをする両角さん(左)

旧染め物工場を活用したコンサートホール、染め物の資料展示とコミュニティースペースで構成する文化複合施設「ビオレホール/染物回想館」(諏訪市赤羽根)が12日、開館した。14日を除く17日までこけら落とし企画として連日、演奏会を行う。初日はピアノ演奏が行われた。

旧染め物工場「紫屋染工場」を経営していた両角忠幸さん(69)=南箕輪村北殿=が友人の協力の下、1年以上の準備期間を経て自身の誕生日でもある12日の開館にこぎつけた。建物は1876(明治9)年築で趣たっぷり。ホールは染工場名にあった「紫」を意味するフランス語を用いて「ビオレホール」と名付けた。板の間で演奏会などのステージとして使える約13平方メートルのスペースと約32平方メートルの観客席がある。

回想館には染めの工程で使う型紙、染め上げた後の柄や色を、雰囲気を見やすくまとめた見本帳をはじめ、染め物の道具を常時展示。同館中央部にはかつて小学校で使われていた学習机といすを置き、地域住民やシニア世代が集まり、語らえるコミュニティースペースとした。

こけら落とし企画の初回は両角さんの同級生でピアノ奏者の松木明子さん=同市四賀=がクラシック音楽や昭和の歌謡曲などを演奏し、集まった約20人を楽しませた。

両角さんは「この場所は多くの皆さんとのつながりによって生まれた。この場所から新たなつながりができ、そこから新たなまちづくりが始まるのならうれしく思う」と話していた。

施設のレンタル料は当面無料。問い合わせは同施設(電話0266・52・0461)へ。

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