高校の魅力冊子で紹介 中学生向けに初作成

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高校選択の参考になる冊子「Hi.」を持つ郷土愛プロジェクトの関係者と西箕輪中学校の3年生

上伊那地域の産官学組織が連携し、地域を担う人材の育成に取り組む上伊那広域連合の「郷土愛プロジェクト」が、現役高校生と作成していた高校選択の参考にする冊子「Hi.(ハイ)」が完成した。上伊那は近年、地元の高校へ進学する地元中学生の割合が約6割と低く、地域にある高校への進学率向上を目指し、中学生向けに初めて作った。14日には伊那市西箕輪中学校で贈呈式があり、編集に携わった事務局の担当者とデザイナーが同校3年生の代表生徒に冊子を手渡した。

「Hi.」はカラー印刷の26ページ。サイズは「最近のおしゃれな中学生」(事務局)に配慮してA4判より、やや小さめなA4判変形を使った。すでに上伊那8市町村にある中学校14校の3年生約1900人に配布した。

冊子は、上伊那地域の通信制を含む高校11校と生徒会、校長会、教職員が協力。全校の生徒自身が「学校を選んだ理由」や「今後の目標」「中学生へのメッセージ」をつづり、各校の魅力を写真と文で解説している。11人の校長が自校の魅力をPRする他、地元の大学や専門学校、活躍する社会人も紹介している。

この日の贈呈式では、同プロジェクト事務局の傳田智子さん(41)とデザイナーの小澤純一さん(40)が、同校の2人に冊子を贈った。2人は「各高校の特長が見やすくまとめられて参考になる」「その高校の生徒しか分からない情報が載っており、しっかり読んで進路の選択につなげたい」と話した。

傳田さんは「自分の個性や夢を思い描いて主体的に進路を選ぶ一助にしてほしい」、小澤さんは「編集では中学生が高校の先輩を見たいという気持ちを大切にし、写真と構成に気を使った」と話した。傳田さんによると、同一地域の高校を一冊で紹介する冊子は「全国的にまれ」という。

予算は県の元気づくり支援金を充て総事業費は約100万円。内容は冊子の他、郷土愛プロジェクトのホームページでも見られる。

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