岡工110周年記念展が開幕 岡谷蚕糸博物館

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岡谷工業高校の歴史を振り返る企画展「製糸業と諏訪蚕糸野球」=岡谷蚕糸博物館

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で15日から、企画展「岡工110周年記念展 製糸業と諏訪蚕糸野球」が開かれている。岡谷工業高校(同市)が人材育成で製糸業に貢献した歩みや、製糸隆盛時代に製糸家の支援で躍進した野球部の活躍を紹介。製糸教材や野球用具、初公開となる野球部関係資料を並べ、今年創立110周年を迎えた同校の歴史を振り返っている。11月14日まで。

同校は1912年、平野農蚕学校として設立。以降、平野蚕糸学校、諏訪蚕糸学校、岡谷工業学校を経て現校名に改称。製糸業から精密機械工業へと移り変わる時代を岡谷とともに歩んできた。企画展は市主催、同校・同校同窓会共催で、学校や同窓会が保管する資料を多く並べた。

野球部の創設は15年。20年に東堀村(現同市長地)出身の御子柴三郎が諏訪蚕糸学校野球部の部長に就任すると、近代野球を導入した成果や製糸家の支援で躍進し、30年夏には甲子園準優勝を果たした。今回、御子柴が残した資料21点を初公開。寄付金リストでは、市内の製糸工場や醸造業の経営者らが野球部に多額の寄付をして資金的に援助し、大きな期待を寄せていたことが分かる。

このほか29年に行った諏訪蚕糸野球部の台湾遠征に合わせ、野球部後援会が贈った生糸製のユニホームの復元品を展示。学習教材の蚕の生体模型や病理体模型、製糸工場さながらの設備で学ぶ様子も紹介している。

開館時間は午前9時~午後5時。水曜休館。問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。

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