2021年7月20日付

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梅雨が明けたと思ったら、あっという間に真夏の日差しが差し込むようになり、すでにばて気味。若いころは何に対して意地を張っていたのか分からないが、「車のエアコンは絶対に使わない」と決めていた。しかし今はちょっと暑いだけでエアコンに頼ってしまう▼信州は避暑地として古くから親しまれ、夏になれば都会から涼を求めて多くの人がやって来る。そこに暮らすわれわれからしたら、「信州も暑いのに」と思ってしまうが、都会と信州の暑さの質は違うのだという▼都会の暑さは湿気を含んだ暑さで、それに比べると信州は湿気のない乾いた暑さが大きな違いなのだという。確かに都会で日陰に入っても熱風が通り過ぎるだけだが、信州では木陰に入るとさわやかな風が吹き抜けていく▼そう言われれば、以前真夏の名古屋に仕事で出向いた際、信州では想像できない暑さを体験したことを思い出す。息をするだけでものどが焼けそうな思いをして、「名古屋で地下鉄が発達したのは暑さをしのぐためなのか」と考えたくもなったほどだった▼かつては「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていた。盆を過ぎれば涼しい風が吹き抜けたものだが、地球温暖化の今は期待薄。信州でも近年は熱中症で病院に運ばれる人が増え、エアコンを設置する家も増加した。今年はどんな夏になるのだろうか。ほどほどに暑くほどほどに涼しい夏であってほしいものだ。

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