駒ケ根で来月「糸平フェス」 特別展や講演会

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糸平フェスティバルの一環として実施する講演会をPRする関係者

駒ケ根市は、旧赤須村(現駒ケ根市)出身の実業家で「天下の糸平」と呼ばれた田中平八(1834~1884)に地域資源として光を当て、8月に「糸平フェスティバル」と銘打ったイベントを展開する。平八の生涯と偉業を紹介する特別展や、共に東京株式取引所の設立に関わり、日本の近代市場の礎を築いた渋沢栄一に関する講演会などを行い、郷土の偉人への理解を深める。

平八は幕末から明治期にかけて一代で財を成し、横浜を代表する大商人の一人となった立志伝中の偉人。伊那谷産生糸の輸出や両替商で巨万の富を築いて財界で活躍し、公益事業も行っている。NHKの大河ドラマで脚光を浴びている実業家の渋沢栄一らと協力し、東京株式取引所の設立にも関わった。

同フェスは平八の偉業を昔話にとどめず、まちづくりやさまざまな事業に生かしていく「糸平プロジェクト」の一環として初めて企画。毎年夏に定期開催していく方針で、手始めに今夏は講演会と駒ケ根シルクミュージアムでの特別展、同施設内にあるレストラン菜々ちゃんでの限定メニュー提供の3本立てとした。

平八に関する特別展は昨年夏に続く2回目で、会期は8月7日~9月5日。今回は「天下の糸平と呼ばれた男 田中平八」と題してその生涯や偉業に焦点を当てたパネルなどを展示する。期間中の31日までは同レストランで糸平が活躍した当時、横浜でブームとなった「牛鍋」を数量限定で提供する。

講演会は8月2日午後2時から駒ケ根市文化会館大ホールで開く。講師は渋沢栄一のやしゃごにあたるシブサワ・アンド・カンパニー代表取締役の渋澤健さん。「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く」をテーマに講話し、渋沢栄一が当時の「財界人3傑」の一人に挙げたたえた平八のエピソードも紹介する。

入場無料。定員は400人。聴講希望者は講演会のチラシ裏面にある申込書か市ホームページの専用フォームを通じて7月30日までに申し込む。定員になり次第募集を締め切る。問い合わせは市農林課農政係(電話0265・83・2111)へ。

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