DX人材育成へ実習 県南信工科短期大学校

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スワニーの橋爪良博社長(中央)からアドバイスを受けながらアイデアを出し合う学生たち

県南信工科短期大学校(南箕輪村)は21日、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応した人材を育成するため、地域の企業との共同実習を行った。製品設計のスワニー(伊那市)と情報通信機器製造のノエックス(つくば市)が協力。同校専門課程の機械・生産技術科と電気・制御技術科の2年生25人が参加し、両社が共同開発した通信モジュール基板を使い、どのようなことができるかアイデアを出し合った。提案されたアイデアは今後、実装を目指して学習を進める。

共同実習は毎年行っているが、通信モジュールをテーマにした実習は初めて。同校振興会の会員であるスワニーの橋爪良博社長(46)の提案で「上伊那の企業はものづくりが得意だが、デジタル化やIOT(情報通信技術)の活用が遅れている」としてDX人材の育成が急務とした。

通信モジュールは製品に組み込むことで、製品の稼働状況などの情報を、携帯電話回線などを通じてスマートフォンやパソコンに知らせたり、遠隔操作したりする部品。実習では5グループに分かれてアイデアを出し合った。講師を務めた橋爪社長は「思い切り楽しんで」と柔軟な発想を求めたほか、ノエックスともオンラインで結び、学生からの質問に答えるなどした。

最後にグループごと発表。顔の表情を読み取り、音楽を自動的に選曲したり、その日の気温や湿度から体調を判断し、お薦めの料理を提案したりする仕組みなどさまざまなアイデアが出された。

橋爪社長は「すごく面白く刺激になった」と手応えを感じるとともに、「これからはハードとソフトの融合なしに製品化はできない」と改めて強調。学生たちがやがて地域のものづくりを支える人材となるよう引き続き同校と連携していく考えを示した。

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