富士見町長選 現新2人が政策発表

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任期満了に伴う富士見町長選(8月3日告示、同8日投開票)に向け、立候補を表明している現職で1期目の名取重治氏(70)=無所属、木之間=と、新人で元副知事の中島恵理氏(48)=無所属、乙事=は27日、それぞれの後援会事務所で重点政策や公約を発表した。

■名取重治氏 「攻めの町政」掲げ14項目

名取重治氏は「新型コロナ対応に最優先で取り組む」とした上で、14項目にわたる政策を発表した。町民の生活と歴史、文化、風土を守り、その力を生かしていく「攻めの町政」を掲げ、「新しい発想と戦略でコロナ後の時代に乗り出す」と強調。井戸尻考古館の建て替えを含む「井戸尻縄文文化のブランド化」を目玉施策の一つに挙げた。

1期目の公約とした産業振興や医療・福祉、子育て、教育支援などは「継続する」と説明。一つの政策で多分野に成果を生むとし、井戸尻関連でも「学び、観光、地域活性化、周辺遺跡群の保全など多分野に相乗効果をもたらしたい」と意欲を語った。

関係機関とも連携して組織横断チームを編成し、困りごとを抱える町民や、高齢化や担い手不足で地域力が低下する小規模集落を支えていくと強調。公共交通の検討チームも立ち上げるとした。

産業、観光関連では「農協との連携で伝統ある花、野菜のブランドを再生する」としたほか、山歩きコースの増設やジムの整備で富士見パノラマリゾートを「健康づくりの拠点にもする」と説明。富士見高原リゾート、新井戸尻考古館を加えた「『富士見版3本の矢』の観光展開で誘客力を高め、周遊促進で町内消費を増やす」と述べた。

■中島恵理氏 安心、希望、飛躍の種まく

中島恵理氏は、住民に寄り添う町、夢が実現できる町に向けて▽安心▽希望▽飛躍-の三つの種をまくとし、万全できめ細かな新型コロナ対応のほか、「子どもと若者が真ん中のまちづくり」や、先進モデルとなる力強い産業づくりを進めると強調した。「自然や文化の破壊などにつながる太陽光発電は食い止めなければならない」とし、条例改正や専門家を交えた委員会設置などで対応するとした。

子どもの学びの充実へ、小学校3校体制維持への「方向性を具体化する」とし、学びへの奨学金制度や「出産費ゼロ」支援なども盛り込んだ。

ITの活用で行政事務のスマート化を図り、「地域に飛び出して住民の夢を応援する町役場にする」と強調。地区の課題解決や集落・農地・里山保全ビジョン策定の支援に当たる「地区丸ごと振興担当職員」の配置、住民による施策提案などにより、住民が主役の協働・共創のまちづくりを進めるとした。

町民との対話で「町のあらゆる課題が見えた」とし、新型コロナ対応では「ワクチン接種だけではない。一人親、低所得家庭など、所得に応じた支援も必要」と説明。富士見パノラマリゾートについては「分かりやすい形での情報公開、住民参加型での方向性の議論をする」と述べた。

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