辰野安協組織存続を 町推進協が再検討を要望

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辰野安協の新村会長へ新体制の提案を行う武居町長(右)、中村委員長(中)

今年度末で解散予定の辰野交通安全協会の後継組織について検討してきた、辰野町交通安全推進協議会(会長・武居保男町長)は28日、同安協に対し組織の存続に向けた再検討を行うよう要望した。伊那交通安全協会への加入を基本路線に調整したが、条件面で折り合わず断念。新体制の負担軽減策などを提案し、存続を後押しするとした。辰野安協は啓発組織の必要性を訴えつつ、役員選出に関係する町区長会の協力意向などを踏まえ方針を検討するとした。

辰野安協では近年、会員減少と合わせて役員の担い手不足が深刻化し、昨年秋に解散を決議。町へ活動継承と、同安協が委託業務を担う伊那署町警部交番の運転免許窓口の維持を要請した。町推進協で5月に検討委員会を立ち上げ、対応を検討してきた。

武居町長と検討委の中村利雄委員長が、町役場で辰野安協の新村信幸会長へ要望書を提出。伊那安協から両者の制度や人的配置が大きく異なる上、免許窓口も現状で2カ所を担っておりさらに増やすことは困難との趣旨で、受け入れを断られたと説明した。

新体制の提案では、役員や住民負担の軽減へ▽各区単位で支部を設け、支部長のみの役員選出により組織をスリム化▽全町民を会員とし、協力金は 徴収せず町が負担金を拠出▽啓発活動の実績に応じた支部事業費の配分、実務報酬の直接支払い制の導入―などの案を示した。免許窓口は、組織存続の場合は現体制を そのまま維持できるとした。

今後は8月下旬に開く区長会で、町推進協の提案を基に協力の方向性を検討。辰野安協がこれを受け、なるべく早期に具体的な方針を決める。

武居町長は「双方の合意でやむなく伊那安協加入を断念した。存続は最良の案だと思うので十分検討を」とした。町区長会長を兼ねる中村委員長は「各区で役員選出に苦慮しているが、柔軟に考えれば形が変わっても交通安全に取り組めると思う」と述べた。

辰野安協の新村信幸会長は「解散は重要な決定事項で、明確な回答はできないが、交通安全運動への影響を考えると再検討も必要かと思う。各区でどこまで協力してくれるかが、大きな判断要素となる」と話した。

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