諏訪市の道祖神と蚕神紹介 小野川さんが冊子発刊

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道祖神の調査をライフワークとする小野川恵美子さん(68)=諏訪市大手1=は冊子『諏訪の道祖神と蚕神 諏訪市編』を発刊した。第4版となる今回は、上諏訪地区の公民館内に祭られた道祖神、市内全域の蚕を祭った神社や石碑などを加えて、普段見られない道祖神や時代の流れとともに忘れ去られつつある地域の史跡を紹介している。

諏訪市まちづくり市民協議会情報文化部会員の小野川さんは、2012年の同部会の道祖神マップ作りのための踏査に加わり関心を高めた。独自で調査し資料を集め、一昨年に初版を刊行し、昨年まで2回改訂し新しい調査内容を増補している。

蚕神の調査は、2年前に群馬県の富岡製糸場が世界遺産に登録された際に、部会で諏訪市内での養蚕や製糸に関して始まり、小野川さんも道祖神と並行して踏査。精密への転換で製糸の遺物が少ない中、「養蚕が農家の収入源になっていた。先人から受け継ぎ、諏訪にも遺跡があることを忘れないために」と、養蚕業のよりどころだったほこらや石碑など19カ所、製糸業に関わる石碑4カ所も合わせて掲載した。

また榊町の蚕玉神社に関する民話など3話を夫の三四さん(68)の挿絵で紹介する。

道祖神は、小正月に行われる道祖神祭にしか公開されない、弁天1・3丁目や桑原町の立川流の木彫、しっくいで作られた上町などの10基を追加した。道祖神の総数は135基になった。柳町は絹に干支と鶴、亀の絵を描いた御神旗と一緒に道祖神を公開しており「地区ごとで祭り方が異なり興味深い」。道祖神祭は取材できる日が限られるため調査活動は続き、また市内で御柱を建てるのは上諏訪地区が多いため、今年10月中心に行われる道祖神御柱祭の取材にも意欲を見せる。

冊子はA4判で114ページ、写真・挿絵入りのカラー印刷、1部1000円。問い合せは小野川さん(電話080・7748・6550)へ。

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