新型コロナ「第5波」 諏訪圏域レベル4に

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県は30日、諏訪圏域の新型コロナウイルス感染症の感染警戒レベルを「4」(特別警報1)に引き上げた。さらに、諏訪圏域を除く全圏域をレベル3(警報)に引き上げた。県内の新規感染者と確保病床率が急増し、変異株も増えている状況で、阿部守一知事は同日の会見で「第5波が到来した。これまでで最大の危機を迎えつつある」との認識を示し、県民に「十分警戒し、最善の行動を」と呼び掛けた。

感染警戒レベルは県が独自に6段階で設定。諏訪圏域では29日まで1週間の新規感染者数が人口10万人当たりで前週比4・2倍の10・82人となり、レベル4の基準(同10・0人)を上回った。複数の感染経路不明の事例や学校内での感染が疑われる事例などリスクの高い事例が発生しており、「感染が拡大しつつあり、特に警戒が必要な状態」としている。

全県では同じく6・53人で前週比3・0倍となり、10圏域中6圏域がレベル3相当以上となっている。県は感染拡大地域に限らず県外への訪問や県内への帰省を「できるだけ控えて」と呼び掛けていく。人との接触機会をできるだけ少なくすること、会議やイベントの小規模化、分散化、リモート化の徹底も求めていく。

県は検査体制の強化として、無症状でも不安な人に向けて県内の検査機関を県のホームページに掲載するほか、福祉施設や診療所での抗原検査の活用を呼び掛け、感染者の早期発見につなげる。

病床使用率がさらに増加した際にはさらなる病床確保を医療機関に要請することにしている。宿泊療養施設では翻訳機を導入し、外国人の受け入れも拡大する。

阿部知事は「高齢者の感染者の割合は低い水準で、一定程度ワクチンの効果は出てきている」としながらも、新規感染者の増える速度が早いことに危機感を示した。さらに「クラスターが発生すれば対策で抑え込むことができるが、今は散発的に陽性者が増えており、これまでとはいささか異なる対応を迫られている」と述べ、県外との往来をできるだけ控え、人との接触を減らすことよう、改めて強く求めた。

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