花火が紡ぐ恋愛物語 後藤さん諏訪で絵画展

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出品作品の中で最も大きい「銀河花火と諏訪の龍神」を紹介する後藤さん

パステル画などの絵画を制作、発表している美容師の後藤吉久さん=諏訪市四賀=が1日から、諏訪湖の打ち上げ花火をテーマにした個展を同市豊田の観光複合施設「SUWAガラスの里」で始める。深みのある青をベースに描かれた光り輝く色とりどりの大スターマイン、水上スターマインの作品が若い男女の初々しい青春ラブストーリーとともに紡がれていく。展示数は花火以外の作品を含め約30点。会期は15日まで。

戦後の混乱期に市民の希望の光となり、立ち直ることを願って始まった諏訪湖の花火大会。同展も平和への祈りをテーマにした作品から始まる。2階かららせん階段を下る来館者の動きに合わせ、花火の規模が大きくなり、物語のふたりの距離も縮まっていく演出。

階段を下り終えて目の前に広がる縦1.2メートル、横1.8メートルのキャンバスに描いた湖上花火は圧巻だ。後藤さんのファンから「後藤ブルー」と称される青色を背景に無数に打ち上がる花火を描いた。大輪の花だけでなく、湖面や煙に映る光まで表現し、ラメ入りの画材を使ってキラキラと光るように工夫した。同作のタイトルは「銀河花火と諏訪の龍神」。天空には龍神の姿が見え隠れするかのよう。

らせん階段に広がる大きな窓を生かし、ヒマワリなどの造花を並べ、踊る女性の絵を置き、まるで真夏の空の下で踊っているかのように見せるなど展示手法も工夫した。

後藤さんは「単に絵だけでなく、空間や物語との一体感なども感じてもらいたい。来館者の夏の思い出の一つになってくれたらうれしい」と話す。1、3、8、10、15日は後藤さんが在館する。

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