2021年8月2日付

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学校が夏休みに入り平日の日中も街中で子どもたちの元気な姿が見られる季節になった。宿題を除けば、夏休みは子どもにとって最も楽しい時期ではなかろうか。しかし現代っ子は「あれは危険」「これも危険」と何かと制約の中で過ごしているのは少しばかりかわいそうだ▼昔の子どもの夏休みと言えば虫取りに川遊び、プールといったのが定番。朝早くに家を飛び出し日が暮れるまで野山を駆け回った。諏訪湖で捕まえたカラスガイを友だちと煮て食べ、あまりの臭さに悶絶した苦い記憶も。休み明けには真っ黒に日焼けした友だちと顔を合わせた▼休みの最終盤はため込んだ宿題を片付けるのに必死になるのも定番だった。怒られるのが分かっていても毎年繰り返していた。特に厄介だったのは日記。過去の新聞をすべてひっくり返して天気を調べ、あることないこと書き綴ったのを思い出す▼一方、現代っ子は習い事や塾通いもあって昔の子ども以上に忙しい夏休みを送っているようだ。安心安全のためにはしかたがないのだが「川遊びは危険」「一人で出歩かないように」などと行動にも制約があり、窮屈な思いをしていないのだろうか▼小学校の自然体験を取材すると、現代の子も皆、目を輝かせている。昔の子と何ら変わらない。せっかくの夏休み。子どもたちには思う存分に遊び、自然と触れ合ってもらいたい。それは郷土愛にもつながるのだから。

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