勇壮「胸たたき」 十五夜祭奉納相撲

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幣拝殿前の斎庭で勇壮な「胸たたき」を見せる神宮寺区の青年力士たち

幣拝殿前の斎庭で勇壮な「胸たたき」を見せる神宮寺区の青年力士たち

諏訪市神宮寺の諏訪大社上社本宮で15日、県無形民俗文化財の十五夜祭奉納相撲があった。地元神宮寺区の青年力士たちが鮮やかな化粧まわしを身につけ、独特の節回しの甚句(じんく)を響かせながら、全国で唯一受け継ぐ「胸たたき」などを勇ましく踊った。

幣拝殿前の斎庭(ゆにわ)で、大関の守矢貴史さん(38)ら30代の踊り子11人が円陣を組み、奥(おう)甚句、名古屋甚句を順に奉納した。ハイライトは、相撲の攻めと守りを表すとされる関西甚句(胸たたき)。ドッコイ、ドッコイの掛け声で右足を踏み出し、胸や足を一斉にたたくと、見物客のカメラのシャッター音も響いた。

御柱年に大役を務めた守矢さんは奉納神事後、「忙しい年ではあったが、後輩たちがよく頑張ってくれた。先輩の支えも大きく、11人全員でしっかり奉納できた」と充実した表情。地元保存会の高橋英樹会長(50)は、全体稽古に加えて自主練習を重ねてきたメンバーをたたえ、「いい出来だった。感動した」と賛辞を送っていた。

十五夜相撲は、上社の辻で神宮寺の若者が相撲を取っていたのが起源とされる。1817(文化14)年の記録が最古で残り、それ以前のものは火事で焼失している。

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