諏訪市内製造業 「K字型」の構図鮮明化

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諏訪市と諏訪商工会議所は、市内製造業を対象に実施した4~6月期の工業景況調査の結果をまとめた。前年同期比で回復基調の企業は増えたが、売り上げで明暗が分かれる「K字型」の構図が鮮明化。世界経済の回復傾向を受けて原材料の高騰や入手難、急激な増産に伴う人手不足を懸念する企業が多い。

「好転する」とした企業の割合から「悪化する」と回答した割合を引いた指数(業況DI)は、対前年同期が61.7ポイントで前回調査より30ポイント改善し、2四半期連続のプラスとなった。対前期はプラス31.7ポイントで前回調査を3.4ポイント上回り、3四半期連続のプラスを維持した。

次期予想はプラス20ポイントとなり、前回調査時同様、先行きの不透明さから横ばいと予想する企業が多い。ただ、今期の設備投資の動きは前期比21.7ポイント増の31.7%となり、新型コロナウイルスの影響に伴う慎重な動きは「解消されつつある」。来期の売上、受注数、収益の増加を見込む企業は3割強を占め、前回調査とほぼ同じだった。

半導体不足の影響は自動車関連に比べてPC関係では小さい。中国企業が買い占めに走る銅や鉄、アルミ、原油価格の影響を受けるシリコンゴムや樹脂で材料費の高騰、入手困難が顕著。多くの業種は人手不足だが、輸送量急増で世界的に不足するコンテナに合わせた生産を強いられている。カメラは苦戦が続く。

調査は従業員5人以上250人以下の企業から抽出した60社を訪問し、聞き取り方式(感染症予防で希望する企業は書面調査)で行い、全社から回答を得た。

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