真夏の町内遊説 富士見町長選 候補を追う

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現新2人の争いとなった富士見町長選。選挙戦2日目の4日、現職で1期目の名取重治氏(70)=無所属、木之間=と、新人で元副知事の中島恵理氏(48)=無所属、乙事=は、選挙カーで町内を回り支持を呼び掛けた。新型コロナ対策を意識し、有権者とは握手の代わりに「グータッチ」や「肘タッチ」。この日の諏訪は最高気温33.2度の真夏日となり、暑さ対策も万全にして遊説した。

■名取重治氏 「やってきたこと生かす」

地盤の西山地域をスタート地点に選んだ。地元・木之間区では大勢の区民に出迎えられ、「シゲ、頑張れ」「シゲちゃん、暑いから体に気を付けて」と激励を受けた。「応援が励みになります。頑張ります」と力を込めた。

遊説でもコロナ対策を徹底するが、「有権者と一定の距離を保ちながら、触れ合いも大事にしたい」。手を振る人を見つけては駆け寄り、グータッチを交わす。蜂追いやキノコ採りを趣味としており、集落内でも走る、走る。女性支持者は「足腰が強い。まだまだ若いよ」とPRした。

町政課題から、この地域の中学生が通学で使うJR線上の「中学校橋」を挙げ、「老朽化する現在の橋は撤去しますが、撤去後、歩行者が通れる橋は建設したい」。太陽光発電施設の建設や計画が引き起こしている問題では、「町の太陽光条例もしっかり見直していく」と約束した。

昼食は事務所で取り、町内飲食店のかつ丼で験担ぎ。午後は富士見高原のペンションから住宅地まで回り、「八ケ岳アルパカ牧場」ではアルパカともグータッチ。再び西山地域に向かった。夜は買い物客でにぎわう食品スーパーの近くで街頭演説し、「いままでやってきたことを無駄にしない。必ず生かしていく」と決意を新たにした。

■中島恵理氏 「富士見町を前進させる」

2カ月以上続けている朝のつじ立ち。この日も事務所近くで通勤途中の人たちに手を振ってから遊説に出発した。

スタート地点は地元・乙事区を選んだ。選挙カーに駆け寄り「応援しています」と声を掛ける女性に、「頑張ります。(富士見町を)変えていきます」。農家の後継者不足についても言及し、農産物のブランド化や販売ルートの確立、担い手マッチングなど多様な政策で「田園風景を守っていく」と力を込めた。

遊説で繰り返し使っている言葉の一つが「前進」。「停滞ではなく前進させる。国や県との太いパイプで人と財源を確保し、富士見町を前へ進めていく」。境地区では「自然や文化の破壊、土砂災害につながる太陽光発電は条例改正などで食い止める」と改めて強調し、町内3小学校体制維持への決意も示した。

「できる!」の文字が入ったピンク色のTシャツにサンバイザー。「女性活躍、期待しています」との激励も。先達、信濃境では車外でマイクを握り、「信州の玄関口として魅力的な地域にする」「縄文文化を生かしながら活性化させる」と約束した。夜は町中心部を遊説。支持者の1人は「(候補は)体が小さいけれど、言葉にも、行動にもパワーがあって頼もしい」とほれぼれしていた。

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