故郷で画業の変遷たどる 根岸芳郎展

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岡谷市の岡谷美術考古館は17日から、特別企画展「根岸芳郎展 1970―2016 その旅立ちと現在」を開く。同市長地柴宮在住で日本の現代美術界を代表する画家、根岸芳郎さん(65)の画業の変遷をたどる作品展。根岸さんは、「作家の追体験として絵を見るのではなく、見る人それぞれが絵から実体験してほしい」と話している。

根岸さんは、1973年に武蔵野美術大学美術学科油絵専攻を卒業後、米ボストン美術館付属美術学校で5年間学び、帰国後は故郷の岡谷市で絵を描き続けている。ボストンで出会ったカラーフィールドペインティングを日本で初めて実践した作家の一人で、色彩だけで構成される絵画を描く現代アート作家として、国内の主要美術館に作品が収蔵されている。

故郷の岡谷で画業の変遷をたどる本格的な作品展を開くのは今回が初めて。武蔵野美大時代の油絵から、下地を塗っていない綿のキャンバスにアクリル絵の具を染み込ませて色とりどりの美しいグラデーションを生み出す現在の作品まで34点を展示する。

同じカラーフィールドペインティングでも、時代とともに作品に明らかな変化が表れていることがわかる。根岸さんは「作品の流れがわかると思う。1点1点じっくり見てもらえれば」と話している。

同展は11月6日まで。関連イベントとして、10月6日午後3時からは根岸さんと美術評論家の木下長宏さんによる対談がある。初日の17日午前10時30分からは根岸さん自身によるギャラリートークもある。

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