道路冠水 床下浸水 諏訪地方大雨被害

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冠水した道路を水しぶきを上げながら走行する乗用車=15日午前6時55分、諏訪市四賀赤沼

本州付近に停滞する前線の影響で諏訪地方は15日も大雨が降り続き、各地で土砂災害が相次いだ。岡谷市、諏訪市では計2万1685世帯計4万9038人を対象に避難指示を発令した。茅野市の上川・江川橋で午前6時に河川水位が4・04メートルとなり、避難指示の発令の目安となる氾濫危険水位を超えた。岡谷市天竜川・下浜でも氾濫危険水位を超える5・04メートルを観測した。

避難指示は岡谷市が15日午前6時に1万1596世帯2万6967人、同11時40分に同市下浜区884世帯2056人、諏訪市が同6時に8873世帯1万9152人、同9時40分に大和1区232世帯663人、茅野市が午後1時5分に北山地区(緑の村)100世帯200人を対象に発令した。下諏訪町は高齢者等避難を発令した。公民館や公会所、文化センター、学校などに避難所が開設され、少なくとも265人が一時利用した。

床下浸水も各地で確認された。

水位は岡谷市の諏訪湖・釜口水門、茅野市の宮川・安国寺、下諏訪町の砥川・医王渡橋でも一時、氾濫注意水位をそれぞれ超えた。

中部電力パワーグリッド諏訪営業所(下諏訪町)によると、15日は茅野市玉川、豊平の350戸で約5時間にわたって停電となった。

JR東日本によると、15日は特急あずさが運休、在来線は塩尻―小淵沢駅で運転を見合わせた。特急しなのも運休となった。

中日本高速道路によると、飯田山本インターチェンジ(IC)―小淵沢ICと岡谷ジャンクション―更埴ICの区間が通行止めとなり、諏訪地方を通る中央道、長野道は15日午後1時30分現在、いずれも通行止めとなっている。

国道20号は諏訪市の諏訪1丁目―湖岸通り2丁目の交差点の間が道路冠水のため午前5時30分から約6時間にわたって通行止め。国道142号や県道も一部で土砂流出や冠水のため通行止めになった。諏訪市の通勤バイパスも通行止めとなった。

「生活排水抑制を」下水道に多量の雨水

県諏訪湖流域下水道事務所は、大雨の影響でトイレが流れにくいなどの被害が相次いでおり、諏訪6市町村の住民に風呂やトイレ、台所などの生活排水の抑制を呼び掛けている。下水道管に多量の雨水が入り、処理能力を超過し、逆流が発生しているという。

同事務所は設備の最大能力の1時間当たり1万立方メートルで水をくみ上げているが、回復のめどは立っていない。

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