2021年8月18日付

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「特別警報」が防災気象情報に加わったのは8年前、2013年8月だった。従来の注意報、警報の上に新設された。数十年に一度の大雨などで災害が迫っていることを警告し、最大級の警戒と命を守る行動を促す情報だ▼運用開始の直前、取材で長野地方気象台を訪れた際、諏訪、上伊那地方に甚大な被害をもたらした06年7月の豪雨災害が特別警報級だったかも尋ねた。答えは「該当する」。発表基準は現在までに何度か見直されたが、当時の基準であれば7月19日午前4時ごろに発表された可能性が高いと聞いた▼諏訪湖周辺で土石流が多発した時間帯とほぼ同じである。十分なリードタイム(発表から発災までの時間)が取れないことも想定されるとし、担当者は警報段階からの避難準備や避難行動の必要性を指摘していた▼今回の8月豪雨では、県内の一部自治体も避難情報で最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を出した。新設されたばかりの情報で、災害が切迫または発生していることを示す。大雨・洪水特別警報もまた、警戒レベル5に相当する▼これらは災害がほぼ確実もしくは現実となった段階での情報であり、私たちはそれまでの「予測」の段階で、安全な場所への避難など命を守る行動を取る必要がある。情報や発表の種類が多くて分かりにくい面もあるが、しっかりと理解し、最悪を想定して早めの判断や行動をしていきたい。

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