岡谷の土石流発生現場 仮設えん堤設置へ

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合庁会見で、岡谷市川岸東の土石流発生現場に設置する仮設のえん堤について説明する木村・県諏訪建設事務所長(左)=諏訪市の県諏訪合同庁舎

県諏訪建設事務所は26日の定例記者会見で、岡谷市川岸東で土石流が発生した2カ所の現場に仮設の堰堤を設置すると明らかにした。恒久的な対策は検討中で、応急対策とする。9月中旬ごろの完成を目指し、今週中に着工したい考え。

設置箇所はいずれも中央道直上の崩れた斜面。土石流が通った谷を横断する形で設置する。約20~30センチの石を詰めて、鉄網で囲った直方体を積み重ねる「大型かご枠」という工法を用いる。土石流の発生現場の応急対策では一般的といい、土砂はせき止めるが、水は通過して流れる。

2カ所のうち、母子3人が犠牲となった中大久保の谷には幅最大約14メートル、高さ約3メートル、奥行き約3~3.6メートルの堰堤の設置を想定する。もう1カ所の辰野町側の大久保の谷は、地形の大きさに合わせて中大久保より小規模の堰堤を想定している。

仮設の堰堤の設置に当たっては、現場で調査を行った国土交通省の専門家の意見などを参考にした。工事では土砂を撤去してから掘削し、堰堤を設置する。

同事務所の木村智行所長は「作業員の安全確保のため、完成時期を延期する可能性もあるが、できるだけ早く完成させたい」とし、「応急対策として上から流れる不安定な土砂を止めるような堰堤を考えている。土砂を止めることに期待したい」と話した。

岡谷市川岸東の土石流は15日早朝に発生。中大久保の現場の土砂流出量は約600立方メートルだった。

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