富士見の風景 多摩市でフェンスアートに

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小田急多摩センター駅改札前の工事用仮囲いに富士見町を描いたyukaさん=東京都多摩市

富士見町在住の画家yuka(本名・豊川由加)さんが、町の友好都市・東京都多摩市の小田急多摩センター駅改札前の商業施設の工事用仮囲いにアートを施した。高さ3・8メートル、幅10メートル以上の巨大なキャンバスに、3日間かけて富士見町から眺められる雄大な山々と美しい星空を描いた。写真を撮ってSNS(交流サイト)へ投稿する市民や駅利用者も多く、両市町をつなぐフェンスアートとして注目を集めている。

yukaさんは京都府生まれ。昨年8月、「自分が好きな欧州の田舎町に似ている」と東京から町へ移住し、画業を本格化させた。前向きな気持ちになれるようにと、作品は色鮮やかなコントラストで描く。子どもたちとの共同作業も大切にしており、作風や日頃の活動が「つながり」をテーマに仮囲いアートの制作者を探していた東京の関係者の目に留まった。

仮囲いは、2021年冬の小田急マルシェ多摩センター新装オープンに向けた工事で設置された。1枚の壁を多摩美術大非常勤講師の開発好明さん、別の壁をyukaさんが担当。yukaさんは、16色ほどのアクリル絵の具を使ってカラフルな八ケ岳、富士山、南アルプス甲斐駒ケ岳を描き、縄文土器やアルパカといった富士見の”顔”も加えていった。

移住して真っ先に感動したという満天の星。きらめく夜空の絵には「コロナ禍でも富士見町の星空のように、大きな、きれいな心でつながっていたい」との思いを込めたという。作品名は「キラキラ輝くフジミマチ」。移住者を含め、だれもが活躍する町の姿をきらめく星で表現。2日目、最終日の制作活動は深夜まで及んだ。

今年4月には同町桜ケ丘に長岡式酵素玄米の店をオープン。画家、料理人の”二刀流”に挑戦する。「富士見町に来て、たくさんの人とつながった。いまの自分があるのは町の皆さんのおかげ」とyukaさん。「町をPRするフェンスアートや、健康、美容にいい酵素玄米で恩返ししていけたら」と話している。

仮囲いアートはウェブ(小田急マルシェ多摩センター仮囲いで検索)で見られる。酵素玄米の問い合わせは「yukart」(電話090・9162・5617)へ。

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