お盆の大雨 各地で観測史上1位記録

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長野地方気象台は、お盆の記録的な大雨についての気象速報を発表した。県南部、中部を中心に各地で観測史上1位を記録した。親子3人が犠牲となった岡谷市川岸東の土石流災害発生地に最も近いアメダス観測地点の辰野では、日降水量、12、24、48時間降水量がいずれも観測史上1位となった。

辰野の観測値は日降水量が14日に193ミリ、15日には12時間降水量が151.5ミリ、24時間が257ミリ、48時間が375ミリとなった。72時間は389ミリで平成18年7月豪雨の403ミリに次ぐ観測史上2位だった。15日午前4時までの1時間には39.5ミリの激しい雨を観測。大雨災害の危険度を5段階で色分けし、地図上に表示する「危険度分布(キキクル)」によると、岡谷市の土石流発生地を含めたエリアは15日午前3時50分に「極めて危険な状態」となった。

観測史上1位はこのほか、宮田高原の日降水量が14日に246ミリを観測した。県内の主要観測地点の一つ諏訪は日降水量、12~72時間降水量がいずれも8月としては観測史上1位となった。

気象台では雨の降り始めを12日とし、15日までの記録的な大雨を経て、断続的に雨が降り続き、土砂災害に警戒が必要とみられた19日までの状況をまとめた。岡谷市の人的被害のほかにも県内各地で土砂災害が発生し、建物への浸水被害が相次いだ。停電や断水、公共交通の運休などライフラインへの影響もあった。

県が27日に発表した被害のまとめによると、人的被害は死者が岡谷市で3人、軽傷者が同市などで4人、住宅被害は全壊が木曽郡木曽町などで7世帯、半壊が辰野町などで4世帯、一部損壊が同町などで4世帯、床上浸水が諏訪市、岡谷市などで10世帯、床下浸水が453世帯。土石流は25カ所、崖崩れは9カ所、地滑りは3カ所で確認した。

避難指示などは緊急安全確保(警戒レベル5)が安曇野市、避難指示(同4)が岡谷市、諏訪市、茅野市など30市町村で発令された。

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