災害に備え救命胴衣購入 着用方法など講習

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講習会で新たに購入したライフジャケットを着用する豊田小川区の区民たち

水害や地震による液状化に備えようと諏訪市豊田小川区(北澤徹哉区長)は、今年度ライフジャケット70個を購入した。安全確保のために自主防災会の役員が救護活動などで使うことを想定し、県の「地域発元気づくり支援金」を活用した。同市の小川公会堂で29日、ライフジャケットの着用方法や過去の小川区の水害について学ぶ講習会を開き、地域防災力の向上を図った。

宮川や新川に挟まれ、鴨池川と武井田川が流れる小川区。諏訪湖にも接する低地で浸水や液状化の危険性が高いという。今月中旬の大雨時では5軒が床下浸水し、2006年豪雨では鴨池、武井田両河川が内水氾濫して多くの浸水被害を受けた。

講習会には自主防災会員や消防団員ら区民約30人が参加。ライフジャケットは15日の大雨で早速パトロールで使用した。この日は動画投稿サイト「ユーチューブ」で正しい着用方法を確認。参加者は体に密着させるように着用し「夏場は暑そうだが、密着させて着れば意外と動きやすい」などと話し、着心地を確かめた。

また、市議で防災士の牛山智明さん(70)が、同市消防団長を務めていた06年豪雨災害の被害状況について話した。牛山さんは近隣住民同士の日頃のコミュニケーションや継続的な自主防災組織の必要性を挙げたほか、冠水時は船舶や泥船を所有する住民と協定を結んだり、ゴムボートを活用したりすることを勧めた。ライフジャケットも区民全員への配布が望ましいとした。

北澤区長(59)は「今後も区民がライフジャケットを着用する研修を行ったり、防災マニュアルを見直したりする。ゴムボートの配備も検討できたら」と話した。

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