県のコロナ警戒レベル 12日まで延長

LINEで送る
Pocket

阿部守一知事は30日、県庁で会見し、9月2日までの予定で発出している全県の新型コロナウイルス感染症特別警報2(感染警戒レベル5)を12日まで延長し、3~12日を「命と暮らしを救う集中対策期間」として対策を強化すると発表した。人と会う機会を普段の半分以下とすることや、県境をまたいだ移動は取りやめることなどを県民に強く要請するほか、県有施設は原則休止とし、イベントの中止または延期の強い呼び掛けなどの対応を打ち出した。

県内の1週間当たりの新規感染者数はここ数日、減少傾向を見せているものの、依然として高い水準で推移し、全国の感染状況も予断を許さないこと、療養者数が8月29日午後8時時点で1032人と第3波、第4波のピーク時の2倍以上で、確保病床使用率も第5波では最高の55・7%に上っていることなどから、対策の強化を決めた。

29日まで1週間の感染事例のうち、考えられる感染経路として最も多いのは同居者間で35・4%を占める。次いで「不明」が34・3%、県外由来が9・7%、職場8・4%などとなっている。県はこの結果を踏まえ、「(飲食店など)一部の事業者に過度に負担をかけるのではなく、社会全体で少しずつ負担を分かち合い、県民の力を集めて危機を乗り越える」ことを「基本理念」として示した。
 
イベントについては中止や延期に伴う費用を県が支援する。期間中のスポーツ大会もできるだけ延期や中止を検討し、練習も控えるよう求めていく。市町村にも公共施設の休止を含め県と同様の対応を依頼する。

観光関連事業者には積極的な誘客を控えるよう要請し、宿泊予約を延期した旅行者に対しては次回宿泊時に割引を実施する。

イベントの中止・延期や公共施設の休止はまん延防止等重点措置より強めの対応で、阿部知事は「財政的なインセンティブで誘導する対応も講じて、この10日間でデルタ株を収束に持っていけるよう取り組みたい」と述べた。

佐久の一部市町村と上田圏域、飯田市では1日までの予定だった酒類を提供する飲食店への営業時間短縮などの要請を8日まで延長することも発表した。

おすすめ情報

PAGE TOP