事前予約本貸し出し 伊那図書館が特設窓口

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伊那図書館ロビーに設けた特設窓口。予約した本のみを貸し出す

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県独自の警戒レベルが全県で「5」となる中、上伊那地方の公立図書館は休館や滞在時間短縮などの対応を余儀なくされている。伊那市伊那図書館では、感染対策としてロビーに特設窓口を設置。インターネットや電話で本の予約を受けてから貸し出している。棚から本を選べないため、ウェブ上で司書のお薦め本を公開するなどして利用者をサポートする。

システム入れ替えに向け、同館は8月中旬から約2週間の休館を計画していたが、コロナ禍で期間を当初予定の8月31日までから9月20日までに延長した。開館を待ちわびる利用者の声に応えようと、予約のみの貸し出しを実施。事前に予約することで密集を避け、滞在時間の短縮につなげる。

同館によると、初日の1日は、子どもから大人までの60人が計186冊を借りた。窓口の業務開始とともに利用者が訪れ、10冊近く借りる親子連れも。返却に立ち寄った人たちも多く、本を予約して帰る姿が目立った。

同館ホームページでは、司書が選んだ児童書リスト「ステイホーム応援ブック」を掲載。秋、スポーツ、ハロウィーンの区分から絵本や図鑑など60冊を紹介している。昨年にも本のリストを載せたところ、本選びに役立つなどと大きな反響があったという。今後は大人向けの小説なども載せていく。

母親と訪れた同市東春近保育園年長の園児(5)は「絵本が好き。いっぱい選んだ」とにっこり。両手で本を抱えた同市ますみケ丘の女性(60)は「外出を控える中で、借りた本を読むのが一番の楽しみ」と話した。

同館は「感染リスクを抑え、できる限りの方法で住民サービスを維持したい。おうち時間を読書で楽しく過ごしてもらえたらいい」としている。

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