諏訪湖のワカサギ漁解禁 週1回1時間のみ

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ワカサギの投網漁解禁初日、諏訪湖漁協漁業センターに出荷されたワカサギ=2日午前8時

諏訪湖のワカサギの投網漁が2日、解禁された。今春の採卵事業の不調で魚卵放流量が例年を大きく下回った影響を考慮し、今季の出漁は週1回1時間のみという厳しい規制の下でのスタート。漁師11人が投網を打ち、計21キロを水揚げした。魚体は体長7センチ以上、重さは約2.6グラムと例年にないほどの大きさ。ただ、生育良好の半面、尾数は物足りなさを感じさせた。

ワカサギ投網漁は例年、週3回出漁時間2時間としてきた。それだけに週1回1時間の規制について同日出漁した漁師は「せっかく漁に出ても1時間だけじゃ厳しいね」とこぼした。諏訪湖漁業協同組合(武居薫組合長)は「来春に向け、採卵親魚を確保する観点から厳しい規制となっているが、ワカサギ資源の持続的な維持のため協力してほしい」と求めている。

生育良好の要因は諏訪湖内の餌の状態が良いことに加え、放流卵数が少なかったことから1匹当たりの捕食量が増えたためとみられている。武居組合長(70)によると、魚体は「春に産卵のために遡上する頃の大きさよりもすでに大きい」という。

初日の漁を終え諏訪湖から戻った藤森さん=2日午前6時45分、諏訪市豊田

解禁初日、雨となった諏訪湖だが、風がなく湖面は穏やかだった。漁師たちが思い思いのポイントで網を打っていた。4キロ弱を水揚げした藤森重利さん(64)=諏訪市豊田=は「心配はあったが、解禁日に漁に出てワカサギの顔を見られたのは良かった。どのくらい魚がいるのかは分からないが少ないことは覚悟している」と語った。

資源量について武居組合長は「例年の3分の1程度」とみており、「来春まで大切に残していかなければならない。ワカサギが魚食性鳥類や外来魚から逃れられるような場所が今の諏訪湖になく、大変厳しい」と話した。

一方、釣りについては、11月に県などとの間で開く会議で正式決定するが、武居組合長は「投網ほど厳しい規制は現段階では考えていない」とした。

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