砂防機能低下 避難指示は雨量で判断 岡谷市

LINEで送る
Pocket

盆期間の大雨による土砂災害で流れてきた土砂や流木がたまっている小田井沢川えん堤

岡谷市は3日に開いた市議会全員協議会で、8月の大雨災害で土砂などがたまり、機能が低下したままの状態になっている市内4河川の砂防えん堤に関して、県の土砂撤去が完了するまでの間、下流域への避難指示発令の判断材料を雨量に絞ると報告した。関係するえん堤は計5基。基準雨量は県と協議して決める。

内訳は湊にある小田井沢川2基、ウノキ沢川1基、八重場沢川1基、川岸にある本沢川1基で、「一定雨量が降って(土砂などが)上から流れて来れば、えん堤を乗り越えて下流域に落ちてくる可能性がある」と同市。撤去完了までの一時措置として「一定雨量が降れば(避難指示を)出していく」とした。同措置は今後の調査によって他の河川の下流域への適用も考える。

市はこれまで、市内の被害状況や気象情報など複数の判断材料を総合して発令を決めてきた。一次措置では発令判断の「ハードルを下げて考える」とし瞬間、連続、累積の雨量、雨量予報など雨量データを基に決める。また市はえん堤を管理する県に早急な土砂撤去を求めているほか、えん堤の土砂撤去事業への支援を盛り込んだ要望書を内閣府と国土交通省に提出した。

この日は先月末時点で把握した市内の被害状況も報告。住宅被害が全壊1棟、半壊2棟、準半壊1棟、準半壊未満2棟、床上浸水8棟、床下浸水192棟、道路や河川、農林関連などの被害は383カ所となった。

おすすめ情報

PAGE TOP