コロナ影響で採血量減少 献血に協力を

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新型コロナウイルス感染拡大を受けて採血量が減少し、献血への協力を求めている県赤十字血液センター諏訪出張所

新型コロナウイルスの感染が広がる中、イベント中止や外出控えの影響で、医療機関が必要とする輸血の需要に対して献血が集まりにくい状況が続いている。県が3~12日を対策強化期間とする方針を打ち出して以降、団体献血や献血バスの受け入れを予定していた事業者などから中止、延期の相談が増えている。県赤十字血液センター諏訪出張所(諏訪市清水)は「献血はコロナ禍でも必要な行動。国民の命、医療を守るため、ぜひ協力して」と訴えている。

献血協力者の減少は全国的な傾向で、同出張所でも同様の状況にある。9月に予定されていた移動採血車(献血バス)の受け入れ延期の相談は少なくとも5件あった。職員は実施予定だった事業者に再考を求めたり、振り替え施設の確保に動いたりと慌ただしく対応している。一部は大型商業施設や公共施設に振り替えることができたが、出張採血ができないケースもあった。

日本赤十字社によると、血液の需給バランスの管理は全国を7ブロック(地域)に分けて行っており、長野県は関東甲信越ブロックに含まれる。同ブロックの7月12日~8月8日の400ミリ献血は必要人数8万9162人に対し、協力者数は8万2871人となっており、6291人分足りなかった。同社は「新型コロナウイルスの感染急拡大や緊急事態宣言などによる外出控え、献血バスの受け入れ中止が影響している」とみている。

政府が示した新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針で、献血は「緊急事態宣言下でも継続が求められる事業」とされている。諏訪出張所も「献血は不要不急の外出には当たらず、医療体制の維持に不可欠なもの。感染防止対策に万全を期している。ぜひ協力を」と呼び掛ける。諏訪出張所では日本赤十字社統一の感染対策に加え、献血ルーム、献血バスともに受け付け職員、医師、看護師と 献血者との間に保護シートを設け、バスでは待機者を1、2人に減らすほか、車内の常時換気を行っている。

献血バスによる出張採血は、当初の採血予定会場の中止に伴う振り替え施設として5日午前10時からイオン箕輪店(箕輪町中箕輪)、6日午前10時30分から原村役場で実施する。いずれも400ミリ献血のみ。9月はこのほか、21日午前10時から辰野町役場、30日午前9時30分から宮田村役場でもバスによる採血を行う。同出張所での献血は火、木、土曜午前9時~正午、午後1~5時。

問い合わせは同出張所(電話0266・53・7211)へ。

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