衆院選いつ、気をもむ選管 辰野町

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衆院選の日程を気にしながら調整作業に追われる辰野町の選管職員

10月に任期満了に伴う町長選と町議補選がある辰野町では、町選挙管理委員会が衆院選を絡めたスケジュール調整に気をもんでいる。衆院選の日程が定まらない中、菅義偉首相が3日に退陣を表明。衆院選の投開票日が議員任期満了(10月21日)以降にずれ込む見通しとなるなど、事態が二転三転しているためだ。町選管は「10月中ならば衆院選と同日投開票」の基本方針を決め、落ち着かない国政の動向を注視している。

町選管は2月段階から、町長選と町議補選の日程を10月19日告示、24日投開票と決めて準備してきた。ところが、衆院解散がないまま任期満了が近づき、同一日程で選挙を行うかどうかの判断を迫られることに。今月の定例会で、有権者が一度に複数の選挙へ投票できる環境や、回数的に感染症のリスクを減らせる利点から、同日実施の基本方針を打ち出した。

しかし事態は、菅首相の退陣表明でさらに複雑化。衆院選はそれまで10月17日投開票が有力視されていたが、自民党総裁選、次期首相の指名を挟んでの衆院選の日程検討は事実上、白紙に戻った。組閣も視野に入れれば、同31日以降の投開票が濃厚との見方が強まっている。

町選管は2017年の前回町長選でも、衆院解散を受け同一日程の選挙を実施。投票所の配置設定や期日前投票、ポスター掲示などの事務処理が増え、開票作業の効率化に追われた経験がある。職員は「またかというのが率直な心境。準備作業を考慮すると、遅くとも今月末には選挙日程を固めておきたい。一日も早く衆院選の日取りを決めてほしい」と神経をとがらせる。

町選管の一ノ瀬安正委員長は「それぞれが重要な選挙であり、同日実施が決まったらやるしかない。有権者の安全と利便を最優先に考え、皆さんに分かりやすく対応できるよう備えたい」としている。

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