クロモジサミット いいじま森の会活動発表

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オンラインでサミットに参加した飯島町の「いいじま森の会」のメンバーら=6日午後、アグリネーチャーいいじま

香木・薬木の「クロモジ」を生産拠点の駒ケ根市で研究する養命酒製造(東京)が立ち上げ、全国の産学官45団体で組織するクロモジ研究会は6日、初めての「クロモジサミット」をオンラインで開いた。今年、9月6日が「クロモジの日」として認定されたことを記念して実施。会員や関係者らを結び、活用事例や課題を共有した。飯島町の有志でつくる「いいじま森の会」は、自生するクロモジを町の財産として保全すると共に商品開発も進め、地域活性化につなげていると発表した。

成分の機能性研究が進み、アロマや茶などの商品化も活発になってきているクロモジ関連産業の持続的発展を目指して2018年に発足した研究会。県内からは森の会のほか、伊那市や駒ケ根市、県上伊那地域振興局、岡谷市湊財産区が加盟する。

サミットでは、熊本大学の渡邊高志教授が資源植物の産業利用事例について講演。各団体が活動発表も行い、古来からあるクロモジを資源として守り、産業として広めていこうと意識を高めた。

いいじま森の会は、町内の交流研修施設「アグリネーチャーいいじま」に約10人が集まり、画面越しのサミットに参加。福田富穂会長は「森林資源を守る クロモジの可能性」をテーマにした分科会で発表した。

クロモジが自生する町民の森一帯を整備育林し、大切な資源として茶や精油などの商品化も進めていると説明。地域のイベントで木工体験なども行い「クロモジを身近に感じてもらう機会も設けている」と報告した。

伊藤秀一副会長は「クロモジ茶の魅力 食シーンでの可能性」と題した分科会で発表。「森の会のお茶は葉を焙煎したもの。暑い時に冷やして飲むとすっきりした味わいが楽しめる」と紹介した。

森の会の精油をはじめ、全国のクロモジ製品を紹介するコーナーもあり、香りを楽しむだけでなく、化粧水から入浴剤、染料、漬物、和洋菓子まで多種多彩に活用が広がっていることが報告された。

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