諏訪地方で御柱祭最盛期 雨吹き飛ばす気迫の曳行

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雨の中、立石町から茶臼山に向かって曳行路を進む手長神社の三之御柱と氏子たち

雨の中、立石町から茶臼山に向かって曳行路を進む手長神社の三之御柱と氏子たち

諏訪地方各地で御柱祭が最盛期を迎え、3連休中日の18日は規模が大きい諏訪市上諏訪地区の手長、八剱両神社の山出しなどが行われた。雨の中、住宅街や幹線道路、JR線の踏切を前進。市中心部は大勢の氏子の掛け声が響き、熱気に包まれた。すでに山出しが済んでいる先宮神社を含む同地区の3神社は1週間後の里曳き、建て御柱で終幕となる。

■手長神社

手長神社は一之御柱が角間新田上、二、四之御柱が胡桃久保、三之御柱が金山から曳行開始。住宅街や旧甲州街道、国道20号を経て、赤羽根の御柱置き場へ曳き着けた。

一之御柱は諏訪二葉高校前を通過し北澤区の集落へ。路地は細かなカーブが続く「難所」もあるが、元綱やてこ衆らが一致団結。「さあー」と声を合わせ、気迫ある曳行を見せた。強い雨が降ったが、追い掛け綱担当の両角政美さん(35)は「7年目に1度の祭り。雨ぐらいではへこたれません」。

子どもたちも元気いっぱい。国道上で二之御柱の先頭に乗った高島小学校3年の小濱梓咲さん(8)は「柱が揺れるところや声を出すのが楽しかった」と喜んだ。

■八剱神社

八剱神社は諏訪二葉高校上から4本が順に出発。地蔵寺の連続するカーブを難なく通過し、国道20号交差点へ。

一、二之御柱は国道、さらに市道へと休みなく2度直角に曲がり、一致団結の技で難所をクリア。かまぼこ型の踏切も一気に横断した。三之御柱はみどり区、四之御柱は杉菜池・渋崎両区に移り、にぎやかな御柱絵巻を繰り広げた。

独特の節回しと歌詞の木遣り唄=市無形民俗文化財=が曳行を後押し。子どもも女性も柱の上で朗々と歌い、一之御柱では城南小学校4年の山田那由多君(10)=新小路=も活躍。「7月から練習して上手く歌えた。柱に乗って歌い気持ちがよかった」と笑顔。里曳きに弾みがつき、伝統の木遣り唄が引き継がれていた。

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