伊那市長谷の「入野谷」 新指定管理者公募へ

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営業を休止している伊那市長谷の宿泊施設「入野谷」

伊那市の白鳥孝市長は9日の市議会9月定例会一般質問で、営業を休止している同市長谷の宿泊施設「入野谷」について、新たな指定管理者を公募して活用を図る方針を明らかにした。民間への売却も検討していたが、困難と判断した。具体的な公募の時期などは未定。池上直彦氏の質問に答えた。

入野谷は旧長谷村時代の1998年3月に建設された。2006年の市町村合併後は市が引き継ぎ、第三セクターの伊那市観光が指定管理者として運営していた。

しかし、利用者の減少から赤字が状態化。伊那市観光全体の経営を圧迫するようになり、19年12月に営業を休止するとともに、抜本的な見直しを図るため、新たな指定管理者の公募や民間への売却を検討していた。

白鳥市長は「休止後、民間事業者から施設の活用に関する問い合わせが数件あった」といい、「その都度、情報を提供したり、現地を案内したりしたが、新たな活用には至らなかった」とした。

その上で、民間への売却については、建設時の補助金の耐用年数に達していないため、民間に売却した場合、補助金の返還が発生すると説明。「現段階では指定管理者の公募の中での活用が一番望ましい」と述べた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせたワーケーションやテレワークが活発化していることに着目。そうした動きを視野に入れて公募を進めるとの考えも示した。

市観光課は「具体的な検討はこれから」と話した。

一方、白鳥市長は同市長谷の宿泊施設「仙流荘」に市営南アルプス林道バスの発着場を移す考えも示した。一体化することで南アの登山基地としての機能を強化し、相乗効果を高める。

仙流荘は新型コロナ感染拡大に伴う休業から今年5月に営業を再開。夏山シーズンを中心とした山岳観光に特化した施設として見直しを図った。

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