小野のシダレグリ自生地 オンラインでシンポ

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オンライン開催に内容変更したシンポジウムをPRする辰野町教委の職員

辰野町教育委員会は11、12の両日、同町小野の「小野のシダレグリ自生地」の国天然記念物指定100周年を記念したシンポジウム(長野日報社など後援)を辰野町民会館で開く。新型コロナウイルス感染防止のため聴衆を集めての開催を断念したが、代替企画として、パネル討論や講演内容を映像化して後日オンライン配信する。町民らが入場可能なパネル展も用意し、地域の自然資源の魅力や保全について考える機会とする。

小野のシダレグリ自生地は、国内最大の指定区域約2.2ヘクタールに900本余りが生育する、町の代表的な自然景勝地。地元有志でつくる小野のシダレグリ自生地保全友の会などによって、下草刈りや外来植物除去などの保全活動が進められてきた。

ただ近年は枯損が課題となり、町教委が保存管理計画を策定して昨年夏に再生事業に着手。1920(大正9)年の記念物指定から100年の節目を迎えたのを受け、未来へつなぐ愛着や保全意識の啓発を狙いに、1年がかりでシンポジウムを準備してきた。

シンポジウムは、パネル討論を非公開で収録するほか、当初予定した基調講演の資料に音声を加えて映像化し、動画共有サイトなどで配信する。配信日時は未定。パネル討論では、同自生地保存管理委員会の委員長を務める大窪久美子信大農学部教授をはじめ、地域の研究者や保全友の会の代表者が、自生地と環境の関係、保存管理や活用の方法などをテーマに語り合う。

パネル展は2日間、入場対象を町内と近隣の塩尻市北小野地区の在住者に制限して行う。文化庁の記念物パネルや全国のシダレグリの写真、町内小学生の描いた絵などを展示する。いずれも県の地域発元気づくり支援金事業。

町教委は「関係者や住民の直接交流ができず残念だが、貴重な研究資料や保全活動の成果を共有することで、多くの人に関心を持ってもらえれば」としている。問い合わせは町教委文化係(電話0266・41・1681)へ。

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