青野さん写真展入れ替え かんてんぱぱホール

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青野さんが愛した「ナナカマドの実赤く」をはじめ、入れ替えた秋冬の作品を見つめる妻のハツ子さん

青野さんが愛した「ナナカマドの実赤く」をはじめ、入れ替えた秋冬の作品を見つめる妻のハツ子さん

今年1月に亡くなった写真家青野恭典さん=享年(78)=の写真展「青野恭典こころの故郷 信州の山々」が、44点のうち約30点の展示作品を入れ替えて、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。秋から冬にかけての作品が中心となり、荘厳な山景色を通して自然の美しさや偉大さを伝えている。12月5日まで。

6月から開く作品展。妻のハツ子さん=東京都昭島市=が青野さんの膨大な遺作の中から、季節の移り変わりに合わせて作品を入れ替えた。

生前青野さんが自宅の玄関に飾ってこよなく愛した「ナナカマドの実赤く」も出品。4年ほど前、山小屋が閉まる10月末に北アルプスの涸沢で撮影した作品で、真っ赤な実と穂高の峰々のコントラスが、自然の包容力と生命力のたくましさを感じさせる。

「白秋の上高地」は雪化粧したアルプスと、梓川の中州に残ったカラマツの落葉が印象的。鮮やかな紅葉とは違った風情を醸し出し、厳しさと穏やかさを合わせ持つ青野さんの個性が光る。

中央アルプス宝剣岳と天狗岩の雪景色を被写体にした作品は、険しい岸壁に張り付くような雪の白さが目に映える。モノクロ作品も数点あり、中ア千畳敷カールから撮影した霧氷と宝剣岳などは、白黒ならではの繊細な表現が広がる。

ハツ子さんは「秋冬の清れつな空気を味わってもらえれば」と話している。

午前9時~午後6時(12月は午後5時まで)。入場無料。無休。問い合わせは同ホール(電話0265・78・5107)へ。

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