災害時ドローン活用 パイロット隊員入隊試験

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入隊試験でドローンを操縦する男性。協力会理事やインストラクターが審査した=富士見町御射山神戸

NPO法人諏訪広域ドローン協力会は11日、パイロット隊員の入隊試験を富士見町御射山神戸の「溜池飛行場」で始めた。県の元気づくり支援金を活用し、災害時の情報収集や捜索活動にも貢献できる人材を育成する事業。今年度は2日間の試験日を設けて22人を選抜する計画でおり、約30人がドローン(小型無人飛行機)の実技試験に臨む。

災害時の情報収集や行方不明者の捜索などで、ドローンを活用して協力する協定を諏訪市、諏訪地方3警察署と結んでいる。支援金による災害特化のパイロット育成事業は昨年度から開始。来年度までの3カ年で60人とし、諏訪6市町村にそれぞれ6人ずつの隊員配置を目指す。災害対応部隊の設立も予定する。

GPSの届かない現場を想定したマニュアル操縦のホバリング、指定位置への離発着といった試験を行い、協力会の理事やインストラクターが審査した。西澤重則事務局長の指示に従ってドローンを操縦する試験では、機体に搭載されたカメラのズーム機能で上空から目標物を正確に捉える内容もあった。

同協力会の横山真副理事長は「諏訪地方や全国各地で大雨災害が発生した。頻度が高まる中、災害の未然防止に向けた地域の調査や防災啓発を含め、ドローンの有効性を感じている」と強調。災害時の活動では地域をよく知る地元のパイロットの存在が不可欠になるとし、「地理に詳しく腕のあるパイロットを各市町村に増やしていきたい」と話していた。

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