高遠の石仏広めよう 小型フィギュア商品化へ

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高遠小の児童を前に、吉澤さん(左)がキャップ集めの協力を呼び掛けたプレゼンテーション

江戸時代を中心に活躍した高遠藩ゆかりの職人「高遠石工」の石仏を広めようと、伊那市地域おこし協力隊は、ペットボトルのキャップを再利用し、同市高遠町の石仏をかたどった小型フィギュア(人形)の商品化に乗り出した。キャップ集めは1万2500個を目標に、地元の高遠、高遠北両小学校の児童らが協力。フィギュア計400個を製作し、11月7日の石仏巡りのイベントに合わせて販売する。

フィギュアは4種類。地区にある石仏2229体のうち、名工とうたわれる守屋貞治が彫った大聖不動明王、延命地蔵菩薩、不空羂索観音をデザインするほか、限定フィギュアもある。

カプセル玩具の販売機「ガチャガチャ」で提供し、1回300円。イベント主会場の高遠町文化センター駐車場に設置する。フィギュアは高さ約4.5センチで、製品設計のスワニー(同市)が製造。その後は商品をシリーズ化し、全国展開を目指す。

14日は、市地域おこし協力隊員で発案者の吉澤祐佳さん(24)=同市高遠町=が高遠小を訪れ、プレゼンテーションを行った。児童にもキャップ集めに協力してもらうことで、高遠石工への興味を広げ、地域の宝を知ってもらう狙い。吉澤さんは通学路などの身近な石仏を紹介。「貞治の作品を貞治仏と呼ぶ。336体の名作を残した」と伝えた。

児童会長(12)は「フィギュア作りに関われてうれしい。貞治のすごい作品を全国の人に知ってもらいたい」と期待。吉澤さんは「グッズ化することで子どもから大人まで手に取って楽しみ、石仏に触れることができる。地域資源に光を当て、通年観光につながるようPRしたい」と話していた。

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