仏法紹隆寺で聖天祈願始まる 諏訪

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聖天祈願終了後、聖天堂で参拝者の福を祈る岩崎住職(左)

高島藩主諏訪家の守護仏で絶対秘仏の「大聖歓喜天」を祭る聖天堂が、高島城から諏訪市四賀の仏法紹隆寺に移転再建されてから300年となる今年の「諏訪聖天」祈願は15日夜から始まった。毎年9月に行われる同祈願は約400年間、一度も絶えることなく続けられており、岩崎宥全住職(43)は16日から1日3回、完全非公開の作法で祈願を行っている。

大聖歓喜天は、ヒンズー教の神「ガネーシャ」が十一面観音の法力により仏教に取り入れられたとされ、頭が象、体が人間という男女の神が抱き合って歓喜しているとされているが、秘仏のため同寺住職以外は決して見ることができない。祈願も「秘法」で公開されない。子孫長命、知恵と弁才、もろもろの徐病など七つの福をすぐにかなうという功徳があるとされる。

祈願は21日までで、午前3時、10時、午後4時の3回(21日は午前3時、10時の2回)行う。「お気持ちが強いため」(同住職)、祈願中に不思議なことが起きることがあるとし、16日午前10時からの祈願では数珠の玉が割れた。祈願中は幕で覆うが、今年は幕の外から祈願の様子をライブ配信している。

参道脇には300年を記念したイチョウ色ののぼり旗が約30本並んでいる。16日は埼玉県から訪れた森田滋さん(58)ら3人が聖天堂の外から幕内で行われている祈願を想像しながら見守っていた。「秘法」の祈願がすべて終わった後、岩崎住職から堂内に招き入れられ、静かに手を合わせた森田さん。「めったにない機会と思い、足を運ばせてもらった。大変貴重な経験だった」と話した。

ライブ配信は同寺ホームページ内「うえぶ別院」にある「らいぶ堂」(https://uebu‐betsuin.s‐resonance.co.jp/livedou)で視聴できる。

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