台風接近 新たな被害防止へ諏訪地方備え

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高部区内の一人暮らし世帯や下馬沢川沿いの家を訪問し、早めの避難を呼び掛ける藤森区長(右)ら

台風14号が近づいた17日、諏訪地方では8~9月の大雨被災地などで新たな被害防止が呼び掛けられるなど対応が続いた。土石流災害が発生した茅野市高部区では降雨に関する区独自の避難方針を初運用。ほぼ雨の降っていない夕方に区内放送を流し、明るい時間帯の早めの自主避難を促した。

「今晩から明日にかけて台風による大雨が予想されます。各自で事前避難をお願いします」。

同日午後4時の高部区。避難を促す藤森芳久区長の声が屋外スピーカーから流れた。車を所持しない人は乗り合いで移動するため、高部公民館に集合するよう周知。避難所の場所も伝えた。

藤森区長と藤森功貴区会議長は区内の一人暮らし世帯や土石流が流入した下馬沢川沿いの住宅を訪れ、避難を呼び掛けた。川沿いに住む50代の男性は二次災害の恐れがあるため夜間は市が用意したホテルに滞在中。「雨が心配。無事に乗り越えてほしい」と話した。
 
同じく下馬沢川沿いに住む矢崎太巻さん(67)は再び土砂が流れ込まないよう、ガレージや玄関前に土のうを積み上げて備えた。「区が放送で避難を呼び掛けたら、明るいうちに避難したい」。17、18日は市が用意したホテルに泊まる予定だ。「土砂がこれ以上来ないように弱い雨で済んでほしい」と願った。

市によると、17日午後6時30分現在、避難所として開設した宮川地区コミュニティセンターに2世帯5人が避難している。住宅被害を受けた人などに用意したホテルに滞在している人や親戚の家に避難した人もいる。

8月の大雨によって土石流被害のあった岡谷市川岸東でも住民から不安の声が聞かれた。土石流が発生した現場近くに住む女性(74)は「この前のことも思い出し非常に怖い。気象情報を注視したい」と話した。

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