大御食神社で例大祭 境内で神事、獅子奉納

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大御食神社の境内で行われた宵祭りで、本殿前に招かれた獅子に刀を振る祭典青年委員

コロナ禍で各地の秋祭りが中止や縮小を余儀なくされる中、駒ケ根市市場割にある大御食神社で19、20の両日、秋の例大祭が開かれている。伝統を守り記憶を将来につなげよう―と、規模を縮小するなど感染対策を徹底して実施。1日目の宵祭りでは、祭り装束を着た地元住民が市内を回る「獅子練り」を取りやめ、関係者のみが境内で神事、獅子奉納を執り行った。

年番区は5年に1度巡り、今年度は小町屋と福岡両区が担当。この日は関係者ら約100人が参加した。感染防止のためマスクを二重にして、一週間前から体調管理に努めた。例年「獅子切り役」をする児童の参加も取りやめた。

笛の音とともに厳かに始まった神事の後、太鼓の音が響くと境内で獅子が勢いよく舞った。「ソラーイ」の掛け声で獅子が本殿前に招かれると、祭典青年委員会の獅子切り役が刀を一振り。成敗された獅子の頭が奉納された。

祭典委員会によると、例年は1カ月ほどかけて獅子踊りなどの練習をするが、今年は県内の感染警戒レベルが上がった影響で、1週間の練習で本番を迎えたという。「厳しい環境の中、関係者一同の努力で無事行うことができた」と中山万宝祭典委員長(70)。「伝統を守り、記憶を次世代につなげていく祭りになった」と話していた。20日は同神社で本祭りを行う。

23日には、同市北割一区の大宮五十鈴神社も例祭を開く。昨年に引き続き三国花火や獅子練りなどは行わず、神事のみを執り行う。

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