自家栽培ブドウでワイン作り 茅野

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収穫したブドウを選別する小林文代さん(左)=茅野市金沢

茅野市金沢の合同会社「フルーツワインうまやど」は19日、同市金沢のワイン用ブドウ畑でブドウの収穫作業を行った。自家栽培ブドウを使ったワイン作りは5年目で、19日までの3日間で六百数十キロのブドウを収穫した。予約はすでに受け付けており、11月中旬頃から販売を開始する。

同社は2018年7月、江戸時代から甲州街道金沢宿で中馬宿を営んだ小林家が設立した。ブドウを作り始めたのは終戦直後の食糧難の時代。同社の小林一善代表(68)の父で教師だった故充利さんが「子どもたちにおなかいっぱい果物を食べさせたい」と所有する山を開墾して植樹した。

忙しい充利さんに代わってブドウ畑を守ってきたのが妻の文代さん(97)。有機肥料で土を育んできた。19日もブドウの選別を担当し、「今年は粒が大きい。甘くて一番出来がいいね」と目を細めた。畑の広さは約15アールで、顧客の要望に応えるために徐々に拡大し、今年は前年を約50キロ上回る収量を確保した。

ロゼの原料となるナイヤガラとコンコードを約400キロ、赤ワイン用にキャンベル約200キロを収穫し、醸造を委託する伊那ワイン工房(伊那市)に納めた。小林代表によると、今年のブドウは「糖度やpH値がワインにマッチしている」と褒められた。

収穫は11、18、19日の3日間行い、台風一過の最終日は小林代表の同級生を含めて5人で作業に汗を流した。小林代表は「長雨で管理は大変だったが、出来の良いブドウができた。今年も喜んでもらえるワインができそう。手作りにこだわり品質の良い商品を作り続けたい」と話した。

今季は600本を醸造する予定。1本は720ミリリットル入りで2000円(税込み)。贈答用にセット販売もしている。同社は店舗を改装し、商標登録も申請中だ。

問い合わせは、うまやど(携帯080・2588・6584)へ。

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